Hyper-V でルーターを構成する

Hyper-V で評価環境を構築する場合、オーバーヘッドを少なくするため仮想マシンに割り当てる仮想ネットワークは、"プライベート仮想マシン ネットワーク" を使用する。 しかし、"プライベート仮想マシン ネットワーク" では、仮想マシン間限定での通信となるため、インターネット経由で更新ファイルをインストールすることができない。 そこで、仮想ネットワークの "外部" と "プライベート仮想マシン ネットワーク" の 2 つのネットワーク アダプターを持った仮想マシン (Windows Server 2008 R2) を構築し、仮想マシン用のネットワーク ( プライベート仮想マシン ネットワーク ) と外部ネットワーク ( 物理ネットワーク アダプター ) をルーティングするルーターとして構成する。 1. 仮想ネットワークの作成 ... 続きを読む

ML115 G5 Hyper-V のチューニング の補足

以下の記事の補足。 ML115 G5 Hyper-V のチューニング 上記の記事では、Hyper-V において、複数の仮想マシンをホストする場合、NIC がボトルネックになるということを紹介した。そして、このボトルネックの解消方法として、NIC を増設し、仮想マシン専用に NIC を割り当てた。 ここで、[仮想ネットワークマネジャー] の設定に関する補足をする。 以下は、前回の記事で紹介した手順だ。 [Hyper-V マネジャー] の [仮想ネットワークマネジャー] を起動する。[新しい仮想ネットワーク] を選択し、[名前] に "仮想ネットワーク1"(任意)、[外部] を選択し、[追加] -> [接続の種類] -> [外部] で、"Realtek RTL8169/8110 Family PCI G... 続きを読む

ML115 G5 Hyper-V のチューニング

ML115 G5 に 8G のメモリを搭載、クアッドコアの CPU を搭載した。そこに、 Hyper-V を入れて仮想マシンを評価環境としている。仮想マシン数が少ない時には、今までの仮想化技術より飛躍的にパフォーマンスが上がったことを体感した。 しかし、複数の仮想マシンをホストすると、少々、もっさり感がでてくる。メモリも CPU もさほど、やっぱり、ディスク IO かなと思い、少々調べてゆくと、どうも "仮想ネットワーク" に問題がありそうだとわかった。 ML115 G5 は、オンボード NIC で、LAN ポートは一つ、評価環境では、そのオンボード NIC を複数の仮想マシンで使用していた。どうもこれがボトルネックになってるようなので、具体的な数値計測はないが、検証を行ってみた。 ML115 G5 には、一つの PCI バスが空いているので、ここに NIC を増設する。この検証では、以下の NIC... 続きを読む

Windows 7 x64 で、UE-200TX-G を動作させる

検証サーバー機に NIC を追加したくて、内蔵にすると価格は安くていんだろうけど、使い回しの点で、USB で拡張可能な "UE-200TX-G" を購入した。 製品の Web ページを見て、Windows 7 のロゴを確認。さらに、ロゴ内に、32bit / 64bit 版対応という文字があるので、購入を決めた。 ただし、ロゴの下のグレイの文字で注意書きがしてあるのには、気付かなかった。後になって、リンク先を見ると、"UE-200TX-G" "64bit" は、"×" としてある。 通りで、ドライバをインストールしてくれないわけだと思い。途方に暮れて、vista のドライバファイルを見ていると、以下の記述を見つけた。 ;*********************************************************... 続きを読む