ML115 G5 CPU クーラー 刀 換装のその後

以前の記事で、ML115 G5 の CPU クーラーを "刀 3" に換装し、冷却能力を向上させる方法を紹介した。    刀 3 に換装したのが、2009/11/08 であるので、半年くらいが経つが、大きな問題は発生していない。むしろ、静音性に優れたマシンに満足している。 つい先日、この ML 115 G5 の掃除を行った。静音性の高いファンを使っているはいるもの、回転数、風量は高いため、やはり、ケース内、特に、CPU ファンに埃がたまってしまう。そこで、CPU ファンを一度外して、埃の除去を行った。そして、CPU を再び装着しようとしたところ、うまく装着することができなかった。これは、後でわかったことなのだが、刀 3 のプッシュピンの仕様を失念してしまっていたからだ。 ここで、備忘録も兼ねて、ML 115 G5 に 刀 3 を装着するコツを紹介する... 続きを読む

CentOS sendmail でのメールアカウント独自管理 (auxprop)

前回の記事では、CentOS で sendmail を利用したメールサーバー構築の方法を紹介した。 また、同記事では、承認されていないユーザーのメール送信を防ぐために、SMTP 認証を有効にした。 前回は、SMTP 認証の際に、対象のメールアカウントに対して、Linux アカウントのユーザー名とパスワードで認証する方法を紹介した。 この方法では、メールアカウントを発行するために、Linux ユーザーを作成する必要があり、メールサーバー専用に Linux を構築する場合では、ユーザーカウントの管理が煩雑となる。 今回の記事では、Linux アカウントとメールアカウントをマッピングせず、メールアカウントを独自に管理する方法を紹介する。 前回の設定 (CentOS 5.4 x64 のデフォルト設定 ) では、"saslauthd" デーモンを利用することにより、SMTP 認証を Linux... 続きを読む

CentOS ネットワーク 設定

CentOS のネットワークの設定は、"ifconfig" コマンドでデバイスを調べ、対応する "/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-xxxx" ファイルを編集することにより、ネットワークの設定が可能だが、今回は、TUI(Text User Interface) でネットワークの設定を行う方法を説明する。 ネットワーク設定の TUI を起動する。 [root@centkun ~]# system-config-network [Edit Devices] を選択し、[Enter] キー。 [set0 (set0) - Ethernet]( 任意 ) を選択し、[Enter] キー。   [Static... 続きを読む

Windows Server 2008 R2 DNS Event ID 5504

Windows Server 2008 R2 で、DNS を構築した際に、Event ID 5504 が発生する場合の対処を説明する。 当現象では、以下のログがイベントログに出力される。 種類: 情報 イベント ソース: DNS イベント ID: 5504 説明: DNS サーバーは、xx.xx.xx.xx からのパケットに無効なドメイン名を検出しました。パケットは拒否されます。イベント データに DNS パケットが含まれています。 当現象を解決するには、以下のレジストリキーに "EnableEDnsProbes" エントリ (REG_DWORD) を追加し、値を "0" に設定する。 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\DN... 続きを読む

SMTP ポート 25 と587 について

一般的な  MTA( メールサーバー ) 間の通信では、通信元の MTA は、通信先の MTA の TCP ポート 25 番宛てにアクセスし、メールを送信する。これが SMTP と呼ばれるもの。 つまり SMTP サーバーを構築したのであれば、ルーターなどのファイアウォールで TCP ポート 25 番を開放する必要がある。 しかしながら、ADSL、フレッツ光等の民生用の回線で、動的 IP を用い SMTP サーバーを構築した場合、TCP ポート 25 を利用した SMTP では、アクセスを拒否されることがある。 ( 自宅でメールサーバーを構築して、特定の携帯電話キャリアのメールアドレスへメールしても、携帯電話で受信できないといういうのもこれが原因 )。 これが、所謂、OP25B(Outbound Port 25 Blocking) と呼ばれるもの。 いくつかの携帯電話... 続きを読む

Windows 7 自動ログオンの設定

UMPC は、ローカルストレージに機密情報、個人情報が含まれないように構成することにより、シンクライアントとして利用されることがある。 このようなシンクライアントでは、OS 起動時にローカルの OS にログオンし、さらに、VPN なり、インターネット経由でサー側の仮想クライアント OS にログオンする。 ローカルには、何の情報も保持していないのであれば、ログオンを二度するのは煩雑だ。 (*) ローカル PC にモバイルネットワークのプロファイル、リモートサーバーのログイン ID 及びパスワードを保持している場合は、盗難による脅威にさらされるため、以降の手順は実施するべきではない。 そこで、今回は、Windows 7 で OS の起動時に任意のアカウントで自動ログオンする方法を説明する。 (*) "管理者" 権限のあるユーザーを自動ログオンに設定... 続きを読む

CentOS メールサーバー Dovecot の設定

前回の記事では、送信メールサーバー sendmail のインストール設定を行った。 今回は、受信メールサーバー(POP3/IMAP) Dovecot をインストール、設定を行い、メールを受信できる環境を構築する。 まず、Dovecot をインストールする。 [root@centkun ~]# yum install -y dovecot Loaded plugins: fastestmirror Loading mirror speeds from cached hostfile ... Setting up Install Process Resolving Dependencies --> Running transacti... 続きを読む

MX レコードの確認方法

Windows の nslookup コマンドに -type オプションを指定すると、任意のレコードを確認することができる。 以下は、"example.com" ドメインの MX レコードの確認方法。 >nslookup -type=MX example.com サーバー: dns01.masudaq.village Address: 192.168.1.222 example.com     primary name server = dns1.icann.org     responsible mail addr = hostmaster.icann.org     serial = 2009100600 ... 続きを読む

Windows 7 telnet クライアントの有効化

Linux 等では、多用される telnet クライアント (telnet コマンド) は、Windows 7 では、デフォルトではインストールされていない。 [スタート] -> [コントロール パネル] -> [プログラム] -> [Windows... 続きを読む

CentOS メールサーバー sendmail の設定

今回は、CentOS でメールサーバーを構築する方法を紹介する。 特に今回は、送信メールサーバー (MTA) のデファクト スタンダードである "sendmail" のインストール、設定について紹介する。 受信メールサーバー (POP3/IMAP) の構築については、別の記事で紹介する予定だ。 "sendmail"、"sendmail-cf" をインストールする。 [root@centkun]# yum install -y sendmail [root@centkun]# yum install -y sendmail-cf "sendmail.mc" を編集する。 [root@centkun]# vi /etc/mail/sendmail.mc "sendmail.mc&... 続きを読む