Windows Server 2008 R2 に SQL Server 2008 をインストール

2010/04/01
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前回の続きで、SharePoint 2010 の一台ファーム環境を構築するため、Windows Server 2008 R2 に SQL Server 2008 をインストールする。

以下の KB にあるように SQL Server 2008 をインストールする前に 、.NET Framework 3.5 をインストールする必要がある。

List of known issues when you install SQL Server on Windows 7 or on Windows Server 2008 R2

[サーバー マネージャー] -> [機能] -> [機能の追加] から、[.NET Framework 3.5.1 の機能] ノードを展開して、[.NET Framework 3.5.1] のみにチェックを入れる。[次へ] -> [インストール] で、.NET Framework 3.5 をインストールする。

SQL のセットアップを実行する。

[プログラム互換アシスタント] ダイアログが起動するが、[プログラムを実行する] より、セットアップを実行する。(セットアップ完了後に、SQL Server 2008 Service Pack 1 をインストールし、互換性の問題を解決する。)

[SQL Server インストール センター] ダイアログの [インストール] -> [SQL Server の新規スタンドアロン インストールまたは既存のインストールへの機能追加] を選択する。

再び、[プログラム互換アシスタント] ダイアログが起動するが、[プログラムを実行する] を選択する。エラーが発生していないことを確認し、[OK] をクリック。

以降は、ウィザードのデフォルトでセットアップを進める。

[セットアップ サポート ルール] 画面の "Windows ファイアウォール" に警告が表示されるが、スタンドアロン環境で構築するので、問題はない。その他の項目は、合格になっているはず。

[次へ] -> [機能の選択] より以下の項目をチェックする。

[データーベース エンジン サービス]、[管理ツール - 基本 -]

[次へ] から、 [既定のインスタンス] にチェック(デフォルト)、[インスタンス ID] を "MSSQLSERVER"(デフォルト)、[インスタンス ルート ディレクトリ] を "C:\Program Files\Microsoft SQL Server\"(デフォルト)にし、[次へ] -> [必要なディスク領域] 画面から、[次へ] -> [サーバーの構成] 画面。

[SQL Server Agent] の [アカウント名] には、任意のアカウント("domain\sqlAgent")、[SQL Server Database Engine] には、任意のアカウント("domain\sqlengine") を設定する。さらに、[パスワード] 各アカウントのパスワードを設定する。

アカウントは、事前に作成しておくか、この時、作成する。スタンドアロン環境を前提としているので、必ずしもドメインアカウントである必要はない。また、アカウントを作成する際には、複雑なパスワードを設定したうえで、"パスワードを無期限にする" にチェックする。サービスアカウントのパスワードの有効期限が切れてサービスが正しく動作しないという現象は多々起こりがちだ。

[次へ] -> [認証モード] -> [Windows 認証モード] にチェック(デフォルト)、[SQL Server 管理者の指定] -> [追加..] より、任意のアカウント("domain\sqlAdmin")を設定する。ここでは、後のセットアップに必要になるので、[現在のユーザーの追加] ボタンから、セットアップを実行しているユーザーを指定しておくとよい。(セキュアにしたい場合は、SQL Server の管理ツール実行時には、domain\sqlAdmin で再ログオンすることや runas コマンドで domain\sqlAdmin として管理ツール実行する必要がある。)

SQL Server 管理者アカウントは、事前に作成しておくか、この時に作成する。アカウント作成時の注意事項は、前出のものと同様だ。

[次へ] -> [次へ] -> [次へ] -> [インストール] でインストールが開始する。

"セットアップが完了しました" と表示され、正しくインストールが完了したことを確認する。[次へ] -> [閉じる] でセットアップを完了する。

次に、SQL Server 2008 Service Pack 1 (x64) をインストールする。

SQL Server 2008 Service Pack 1 ダウンロードページより、"SQLServer2008SP1-KB968369-x64-JPN.exe" をダウンロードする。"SQLServer2008SP1-KB968369-x64-JPN.exe" を実行する。

[次へ] -> [次へ] -> [次へ] -> [次へ] -> [更新] -> [次へ] -> [閉じる] で、SQL Server 2008 Service Pack 1 をイントールを完了する。

"398850_intl_x64_zip.exe" を展開して、"SQLServer2008-KB976761-x64.exe" を抽出する。

"SQLServer2008-KB976761-x64.exe" を実行する。先に "SQLServer2008-KB970315-x64.exe" 実行してしまわないように注意する。必ず、先に "SQLServer2008-KB976761-x64.exe" をインストールする。

[次へ] -> [次へ] -> [次へ] -> [次へ] -> [更新] ->  [次へ] -> [閉じる] で、"SQLServer2008-KB976761-x64.exe" インストールを完了する。

続いて、"381569_intl_x64_zip.exe" を展開して、"SQLServer2008-KB970315-x64.exe" を抽出する。

"SQLServer2008-KB970315-x64.exe" を実行する。

[次へ] -> [次へ] で、[機能の選択画面] で、[すべて選択] をクリックし、[次へ] をクリックするが、筆者の環境では、"このコンピュータには、更新できる SQL Server または共有機能がありません。" と表示されインストールを行うことができなかった。

SharePoint 2010 用の環境として、Windows Server 2008 R2 に SQL Server 2008 with Service Pack 1 (SP1) and Cumulative Update 2 のインストールが完了した。

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