SharePoint Server 2010 のインストール 2

2010/07/21
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前回の記事では、SharePoint Server 2010 の製品構成までの手順を紹介した。

今回は、ファーム構成の初期設定からの手順を紹介する。

以下の手順を実施する前に、SharePoint Server のサービスアカウント: domain\saSharePointService(任意) を作成ておく。尚、このアカウントには、特別に権限を付与する必要はない。

SharePoint Server 2010 の製品構成を終えると、ブラウザが起動し、ファーム構成の初期設定ウィザードが表示される。

[ウィザードの開始] を選択する。
ファーム構成の初期設定ウィザード

[新しい管理アカウントを作成する]: domain\saSharePointService(任意)
その他の設定値は、すべてデフォルトとする。
[次へ] を選択する。
SharePoint ファームの構成 01

処理が完了するまでまつ。
SharePoint ファームの構成 処理中 01

トップレベルサイトの作成画面に遷移する。
[タイトル] には、"評価環境サイト" を設定。
[URL] には、"/"(デフォルト) を設定。
[テンプレート] には、"チームサイト"(デフォルト) を選択。
[次へ] を選択する。
SharePoint ファームの構成 02

処理が完了するまでまつ。
SharePoint ファームの構成 処理中 02

ファーム構成ウィザードが完了する。[完了] を選択。
SharePoint ファームの構成 03

[サーバーの全体管理画面] に遷移する。

[サーバーの全体管理画面] は、SharePoint 2010 の運用管理面のほぼすべての機能を構成できる非常に重要な画面だ。

通常は、[スタート] -> [すべてのプログラム] -> [Microsoft SharePoint 2010 Products] -> [SharePoint 2010 サーバーの全体管理画面] からも [サーバーの全体管理画面] を起動する。

ブラウザから、"http://severName/"(サーバー名は任意) へアクセスし、以下のように初期設定ウィザードで設定した "/" に "チームサイト" テンプレートのサイトが作成されていることを確認する。
評価環境サイト - ホーム

以上のように、評価環境目的の単一ファーム環境を容易に作成できた。

また、評価環境の構築には、ハードウェア要件 を参考にし、Hyper-V で、以下のリソースを割り当てて実施した。

  • 仮想プロセッサ: 2.60 GHz * 4
  • メモリ: 4GB

現状は、インストールのみの実施だが、さほどのストレスは感じなかった。

このリソースで、開発環境としても利用できるくらいのパフォーマンスを発揮してもらうことを期待する。