IIS 7 で、特定の拡張子のファイルへのアクセスを制限する
一般的な Web アプリケーション開発においては、データストアに DBMS を利用する。
DBMS は、Web サーバーとローカルネットワーク環境で接続可能であり、HTTP 経由で DBMS へアクセスすることはできない。
小規模な Web アプリケーションでは、*.txt ファイル、*.xml ファイルをデータストアとすることがある。
この場合、IIS のデフォルトの設定では、.txt ファイル、.xml ファイルへアクセス HTTP 経由でアクセスできてしまう。
IIS のデフォルトの設定では、ディレクトリの参照が無効となっており、ディレクトリ内のファイルの一覧を表示することはできないが、ファイル名を直接してやれば
HTTP 経由でのアクセスが可能。
*.txt、*.xml 等の特定の拡張子のファイルへの HTTP 経由のアクセスを制限するには、"MIME の種類"
...
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仮想マシンの Windows Update で、0x80072EE2 が発生 解決編
前回の記事では、Hyper-V 仮想マシン (Windows Server 2008 R2) で、Windows Update を実行すると
0x80072EE2 エラーが発生してしまう障害を紹介した。
さらには、いくつかの試行の末、仮想マシンにマップした NIC の相性、Windows Server 2008 R2 との相性の問題と推測した。
今回は、これらの絞り込みの結果から、さらに調査を行い、0x80072EE2 エラーを解決できたので、これを紹介する。
調査の結果、以下の記事にたどりついた。
Windows Update Error 80072EE2 - Hyper-V Guest issues....
原因は、物理 NIC のオフロードオプション設定によるものとのこと。
当評価環境では、以下の NIC を増設し、同 NIC を仮想マシンにマ...
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ゲスト OS の Windows Update で、0x80072EE2 が発生
Hyper-V 仮想マシンにおいて、前回に続いて、またもや
"0x80072EE2" エラーが発生してしまった。
前回は、ライセンス認証で発生したが、今回は、Windows Update で同エラーが再現した。
もちろん、この状態でもインターネットへの接続は問題なく行える。
色々と試行を行ったところ、同評価環境では、仮想マシンにマップしている 物理 NIC に依存していることがわかった。仮想マシンネットワークアダプターの設定を異なる
NIC を使用している仮想ネットワークに変更すると、正常に Windows Update が動作した。
Hyper-V の仮想ネットワークに使用する NIC には、相性があるのだろうか。
ただ、"0x80072EE2" エラーが発生した NIC を別の...
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Windows のライセンス認証で、エラーコード 0x80072EE2 が発生
Hyper-V で、Windows Server 2008 R2 の評価を行っており、ある特定の環境で、ランセンス認証を行う際にエラーが発生した。
この評価環境は、Windows Server 2008 R2 をインストールしてから、ライセンス認証を行わず、放置してしまっていた
久方ぶりにこの環境を動作させたところ、壁紙に "この Windows のコピーは正規品ではありません" とのメッセージが表示されるようになった。
そこで、ライセンス認証を行ったが、エラー "0x80072EE2" が発生しライセンス認証を行うことができなかった。
さらには、この状態で、Windows Update
を行った際には、"ソフトウェアが偽造品である可能性があります。"とのセンセーショナルなメッセージが表示された。
情...
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IIS ASP.NET 複数バージョン混在時のエラー
前回の記事では、Windows
Server 2008 の IIS 7 では、バージョンの異なる .NET Framework
ランタイムをアプリケーションプール単位で混在させることができることを紹介した。
今回は、複数のバージョンの異なる ASP.NET アプリケーションをホストする際の注意点を説明する。
一つのサイトに複数のバージョンを混在させると、以下のようなメッセージが出力され、エラーが発生する場合がある。
ファイルまたはアセンブリ 'Masudaq.Library.Net'、またはその依存関係の 1
つが読み込めませんでした。このアセンブリは現在読み込まれているランタイムより新しいランタイムでビルドされているため、読み込むことができません。
スタック トレース:
[BadImageFormatEx...
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IIS ASP.NET バージョンの変更と混在
Windows Server 2008 の IIS では、ASP.NET のランタイムの .NET Framework
のバージョンを変更、さらには、混在させることもできる。
Windows Server 2008 の IIS のデフォルトは、.NET Framework v2.0 だが、昨今では、.NET Framework
v4.0 がリリースされている。
Visual Studio のプロジェクトのプロパティの [対象のフレームワーク] で、".NET Framework 4" を選択し、ASP.NET
アプリケーションを開発した場合は、運用サーバーの IIS のランタイムも ".NET Framework 4" にする必要がある。
まずは、運用サーバー側に .NET Framework 4 がインストールされていない場合は、.NET Framework 4 をインストール...
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Windows Server 2008 R2 64 bit 版 IIS 7 と Tomcat 6 の連携
Windows Server 2008 R2 64 bit 版 IIS 7 と Tomcat 6 の連携
Windows Server 2008 R2 64 bit 版 の IIS 7 を Web サーバー、Tomcat 6
をアプリケーションサーバーにする方法を紹介する。
今回のケースでは、IIS と Tomcat は、物理的に別のサーバーで、クライアントからの HTTP アクセスを IIS が着信し、IIS から、Tomcat
へ要求を AJP(Apache Jserv Protocol) でリダイレクトする。比較的一般的な
Apache HTTP Server を Web サーバーとする構成ではなく、IIS を Web サーバーとする。
Tomcat では、"Tomcat Connector" という名称で、様々な Web サーバーとの連携を実現する Web
...
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