Hyper-V 仮想マシンで、dovecot が突然停止する
Hyper-V と NTP(Linux ntpd) 時刻同期の問題で最も問題の波及が大きいものの一つとして dovecot がある。
dovecot は、時刻が不安定になると、デーモンが突然停止してしまう。
この際、ログに以下のようなメッセージが出力される。
Oct 9 11:58:50 mailsrv002 dovecot: Time just moved backwards by 8 seconds. This
might cause a lot of problems, so I'll just kill myself now.
http://wiki.dovecot.org/TimeMovedBackwards
ログに出力される
http://wiki.dovecot.org/TimeMovedBackwards を参照すると、仮想マシン関係の問題の可能...
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Hyper-V と NTP(Linux ntpd) 時刻同期の問題
以前の記事で、Linux における
NTP の設定方法を紹介した。しかしながら、Hyper-V の ゲスト OS が Linux の環境では、ntpd
をデーモンとして起動し、しばらくしてもローカルクロック (127.127.1.0) のみしか同期が成功しない。
[root@centkun ~]# ntpq -p
remote
refid
...
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Linux Hyper-V 統合サービスの制限事項
以前の記事で、Linux
へ Hyper-V 統合サービスをインストールする方法、Hyper-V
上の Linux でマウスキャプチャを有効にする方法を紹介した。
今回は、Linux Hyper-V 統合サービスの制限事項について検証する。
"Linux Integration Components Version 2" でサポートされていない項目は以下の通り。
統合サービス: OS シャットダウン、時刻同期、データ交換、ハートビート、バックアップ ( ボリューム スナップショット )
ネットワーク: ジャンボ フレーム、TCP オフロード
ストレージ: VDH ディスクとパススルーディスク (物理ディスク) のホットプラグ
バックアップ ( ボリューム スナップショット )
については、ライブバックアップつまり、無停止で...
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Linux NTP クライアントによる時刻同期の設定
Hyper-V のゲスト OS として、CentOS を利用している場合、時刻がずれることが多い。ここでは、CentOS において、NTP
クライアントを実行する方法を紹介する。
ntp パッケージをインストールする。ntp パッケージには、NTP クライアントはもちろん、NTP サーバー機能も含まれている。
[root@centkun ~]# yum install -y ntp
手動で、タイムサーバー "ntp.nict.jp"( 任意 ) と時刻の同期を行う。
[root@centkun ~]# ntpdate ntp.nict.jp
7 Jul 14:33:15 ntpdate[7474]: step time server 133.243.238.244 offset
-5520.903875 sec
ここで、ハードウェアクロ...
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CentOS 時刻合わせ
Linux を Hyper-V で利用していて、過去のイメージをスナップショットからリストアした際に Linux
の時計がスナップショット時の時刻となってしまうため、時刻合わせを行う。NTP クライアントを設定していれば、NTP
サーバーと時刻が同期されるが、ここでは、NTP クライアントを利用していない場合に、コマンドから時刻を手動設定する方法を紹介する。
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Hyper-V Linux 統合サービスでマウスキャプチャを有効にする
前回の記事では、Hyper-V の仮想マシンに Linux (CentOS 5.4) をインストールし、Linux 統合サービス (Linux
Integration Components for Windows Server 2008 Hyper-V R2 - 日本語)
をインストールする手順を紹介した。
ただし、Windows 系の 統合サービスとは異なり、Linux 統合サービスを仮想マシンにインストールしても、ホストマシン -
仮想マシン間で、シームレスにマウスの自動切り替えが行えない。
仮想マシンにマウスがキャプチャされると、[Ctrl]+[Alt]+[<-] キーで、ホストマシンにマウスがリリースする必要がある。
また、リモートデスクトップで、ホストマシンにアクセスすると、マウスのキャプチャさえされない。これは、GUI に慣れたユーザーにとっては、非常に不便な点だ。
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CentOS x64 に Hyper-V Linux 統合サービスをインストール
前回の記事では、Hyper-V
に CentOS x64 をインストールする方法を紹介した。
前回の記事では、レガシ
ネットワークアダプターを使用し、ネットワークのセットアップを行った。今回の記事では、ネットワークが高速になる "synthetic network
controller" をセットアップする方法を紹介する。Linux は、CentOS 5.4 x64 を利用した。
以下のサイトより、"Linux_IC_v2.EXE" をダウンロードする。
Linux Integration Components for Windows Server 2008 Hyper-V R2 - 日本語
"Linux_IC_v2.EXE" を実行し、"LinuxIC v2.iso" を抽出し、ホ...
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Hyper-V に CentOS x64 をインストールする
前回は、Hyper-V に CentOS 5.4 x86 をインストールする方法を紹介した。この記事では、Hyper-V に CentOS 5.4
x64 のインストール方法について説明する。
また、前回の記事では、インストール時に、ネットワークアダプタが認識されなかったが、こちらに紹介している方法では、インストール時にネットワークアダプタが認識され、ネットワーク経由で
"yum" を実行することができる。
http://centos.org/ へアクセスする。[Downloads]
-> [CentOS-5 ISOs] -> [x86_64/] -> [http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/5.4/isos/x86_64/](任意のサイト)より、"CentOS-5.4-x86_64-bin-DVD.iso"
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Hyper-V に CentOS をインストール
Windows 2008 R2 Hyper-V に CentOS 5.4 をインストールする方法を紹介する。また、CentOS に "統合サービス" をインストールする方法も紹介する。
Windows 2008 R2 Hyper-V は、言わずと知れた Windows が提供する仮想環境だ。Windows 2008
がプラットフォームであるので、ゲスト OS として Windows OS を選択した場合、親和性が非常に高い。Hyper-V では、"統合サービス"
というモジュールが .iso 形式で提供され、仮想 DVD ドライブに読み込ませ、対 Hyper-V
ネットワークドライバ等のドライブ一式をインストールすることができる。
ゲスト OS に Linux を選択した場合にも、Linux 用の統合サービスが公式に提供されている。
Linux Integra...
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