仮想マシンの Windows Update で、0x80072EE2 が発生 解決編
前回の記事では、Hyper-V 仮想マシン (Windows Server 2008 R2) で、Windows Update を実行すると
0x80072EE2 エラーが発生してしまう障害を紹介した。
さらには、いくつかの試行の末、仮想マシンにマップした NIC の相性、Windows Server 2008 R2 との相性の問題と推測した。
今回は、これらの絞り込みの結果から、さらに調査を行い、0x80072EE2 エラーを解決できたので、これを紹介する。
調査の結果、以下の記事にたどりついた。
Windows Update Error 80072EE2 - Hyper-V Guest issues....
原因は、物理 NIC のオフロードオプション設定によるものとのこと。
当評価環境では、以下の NIC を増設し、同 NIC を仮想マシンにマ...
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Hyper-V 仮想マシンで、dovecot が突然停止する
Hyper-V と NTP(Linux ntpd) 時刻同期の問題で最も問題の波及が大きいものの一つとして dovecot がある。
dovecot は、時刻が不安定になると、デーモンが突然停止してしまう。
この際、ログに以下のようなメッセージが出力される。
Oct 9 11:58:50 mailsrv002 dovecot: Time just moved backwards by 8 seconds. This
might cause a lot of problems, so I'll just kill myself now.
http://wiki.dovecot.org/TimeMovedBackwards
ログに出力される
http://wiki.dovecot.org/TimeMovedBackwards を参照すると、仮想マシン関係の問題の可能...
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Hyper-V 仮想マシンのエクスポート
Hyper-V 仮想マシンを他のHyper-V 仮想マシンホストに移行する方法を紹介する。
事前にエクスポートしたい仮想マシンをシャットダウンしておく。
エクスポートでは、スナップショットもエクスポートされるので、必要のないスナップショットは削除しておく。
大量にスナップショットがある場合、エクスポートに時間を要する。
また、エクスポートを行ってももとのファイルは削除されないので、バックアップを取っておく必要はない。
[Hyper-V マネージャー] より、エクスポートする仮想マシンを選択し、右クリックメニュー [エクスポート] を選択する。
[仮想マシンのエクスポート] で、エクスポート先のフォルダを指定する。
[エクスポート] をクリックする。
指定したフォルダ以下に、仮想マシン名のフォルダが生成され、同フォルダ以下に必要なファイ...
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ゲスト OS の Windows Update で、0x80072EE2 が発生
Hyper-V 仮想マシンにおいて、前回に続いて、またもや
"0x80072EE2" エラーが発生してしまった。
前回は、ライセンス認証で発生したが、今回は、Windows Update で同エラーが再現した。
もちろん、この状態でもインターネットへの接続は問題なく行える。
色々と試行を行ったところ、同評価環境では、仮想マシンにマップしている 物理 NIC に依存していることがわかった。仮想マシンネットワークアダプターの設定を異なる
NIC を使用している仮想ネットワークに変更すると、正常に Windows Update が動作した。
Hyper-V の仮想ネットワークに使用する NIC には、相性があるのだろうか。
ただ、"0x80072EE2" エラーが発生した NIC を別の...
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stat=Deferred Connection refused by [127.0.0.1]
"/var/log/maillog" を何気なく確認したところ、以下のようなログが出力されていることに気付いた。
Nov 3 09:36:11 mailsrv002 sm-msp-queue[22521]: oA8Ga32M096157: to=postmaster,
delay=19:59:5 9, xdelay=00:00:00, mailer=relay, pri=1837120, relay=[127.0.0.1],
dsn=4.0.0, stat=Deferred : Connection refused by [127.0.0.1]
127.0.0.1 への接続が拒否されたため、処理を延期したとのこと。
もちろん、127.0.0.1 へのアクセスは、sendmail.mc でリッスンしないように設定している。
(127.0.0.1 は、コメントアウトしている。)
...
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PC 地デジチューナーで 5.1ch サウンドを堪能する
PC 地デジでは、長らく 5.1ch サウンドに対応した地デジチューナーが販売されずにいた。
しかし、HP
ProLiant ML115 G5 超静音、地デジ 残暑編で紹介した地デジチューナーでは、5.1ch が正式にサポートされた。
今回は、同構成で PC における 5.1ch サウンドの出力方法の一例について紹介する。
今回の評価環境で利用した製品は以下の通り。
PIXELA 地上/BS/110°CSデジタル 3波放送対応 フルハイビジョン キャプチャーボード PIX-DT230-PE0
Creative サウンドカード PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium Professional Audio
SB-XFT-PA
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HTML で円マークがバックスラッシュと表示されてしまう
HTML で半角円マーク (¥) を記述した際に、環境によっては、バックスラッシュ
(/) と表示されてしまう場合がある。
(e.g.) ¥125,000. -> /125,000.
これは、HTML のエンコードに "Shift-JIS" を指定していることが原因である場合が多い。
Unicode では、円マーク (¥) とバックスラッシュ (/) は、別の文字コードで定義されているためこのような問題は発生しない。
(*) サーバーサイドスクリプト等のソースが Unicode で、出力が Shift-JIS の場合は、この限りではない。
"Shift-JIS" の場合、円マーク (¥) とバックスラッシュ (/) の文字コードは同一で、指定されたフォントに依存して、円マーク (¥)
とバックスラッシュ (/) のどち...
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HP ML115 G5 RAID HDD 復旧 Windows 7 編
以前に
HP ML 115 G5 のオンボード RAID HDD のミラーが劣化した (Degraded ) ため、復旧方法を紹介した。
Windows 7 の地デジ化で紹介した評価環境で、DVD を 5.1ch で閲覧しながら、地デジも 5.1ch で視聴、録画も 2
のチューナーで超高画質モードで W 録画を繰り返し、負荷テストを行っていたところ、またもや、地デジコンテンツ用保存用ドライブのミラーが劣化してしまった。
これは、ディスクを酷使したことが直接の原因とは言えないが、評価中には、地デジの再生にラグが発生する場合があり、ディスク IO
高負荷時に障害が発生したと考えられる。
また、HDD 単体の品質、ML115 オンボード RAID の品質も影響していると考えられる。
HDD が民生用のものなので、その点が少々気がかりではある。
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