ThinkPad X30 で ReadyBoost 高速化

2010/04/24
★★

最近はやりの UMPC 。いいですよね。EeePC。欲しい。

              

価格も手ごろになってきて、ポチっと注文したくなります。

でもオモチャにするには、少々高すぎる。

ってことで、昔々に購入して埃をかぶっている "ThinkPad X30" をリフレッシュして UMPC 化評価をしようと。

メモリ増設、HDD 換装で、ThinkPad X30 現行のスペックは以下のとおり。

  • Model: Thinkpad X30 2672-12J
  • OS: Windows XP Professional
  • CPU: Pentium III Mobile 1.06 GHz
  • RAM: 1 GB
  • HDD: 160 GB (PATA)
  • 解像度: 1024 * 768 (12.1 XGA)
  • VRAM: 48M
  • インターフェース: USB 1.1 * 2 、CF スロット * 1、PC カードスロット * 1
  • 重量: 1.64 kg

非力だ。プリインストールの Windows XP Professional でも遅い。

で、高速化するのにまず最初に考えたのが、これまたはやりの SSD で、HDD を換装すること。

     

高いよ。32G でも 10k yen するなんて。PATA だから余計に高い。だったら、EeePC を買った方が。

で、SSD は、諦めて、Thinkpad X30 "ReadyBoost" 高速化計画を決心した。

もちろん、プリインストールの Windows XP では、"ReadyBoost" には対応していないので、Windows Vista か、Windows 7 をインストールすることに。Vista は、もっさり感が否めないので、Windows 7 をインストールすることに。当然、Aero は、諦めて。

  

"Windows 7 Starter" って、売ってないんですね。OEM しかないらしい。

だったら、Windows 7 の EeePC を買った方がなんですが、"Windows 7 Enterprise 評価版" なんてものあるのでとりあえず。

しかし、大問題に気付く。Thinkpad X30 は、USB 2 ではない。って、ことは、USB メモリで "ReadyBoost" できない。

PC カードは、無線 LAN カード入れているし、残ってるスロットは CF スロットのみ。

高速の CF カードを購入すれば、"ReadyBoost" できるでしょうと。

でも魔がさした。手元に SDHC カードがあり、30M/s をうたってるので、これを使えないかと。X30 くん、USB 1.1 に続き、SD カードスロットがないのが痛い。

 

で、検索ちゃんして、SDHC -> CF アダプターがあることを発見。

買っちゃいました。SDHC の 30M/s は、でないにしろ、それなりのスピードはでるかなと。

"SanDisk SDHCカード Class10 4GB SDSDX3-004G-J31A" に "SDHC用CF変換アダプタ ADR-SDCF" をアダプトして、Thinkpad X30 の CF スロットに挿入。すんなりと認識。しかし、"ReadyBoost" タブが出てこない。

"CrystalDiskMark" で、SDHC + CF アダプタを計測してみると以下の結果となった。

SDHC via CF Adapter

1.5 M/s と考えると、SDHC の理論値の 1/20 も遅い。SDHC カードスロットのある PC で同じカードを計測したら、15 M/s は出てた。

アダプタのみがオーバーヘッドではなくて、CF スロットの仕様もあるかもしれないけど、非常に残念。

今思えば、安い CF を買った方が良かったと。

Thinkpad X30 UMPC 化計画は続く。
Thinkpad X30 で ReadyBoost 高速化 強制編