Linux 統合サービス v2.1 の評価 IDE HDD 編

Linux Integration Services Version 2.1 for Microsoft Hyper-V の IDE ハードディスクサポートの評価情報を紹介する。 まずは、Linux 統合サービス v2.1 インストール前のハードディスクの情報を収集する。 以下は、ブートログの抜粋。 ide: Assuming 33MHz system bus speed for PIO modes; override with idebus=xx  PIIX4: IDE controller at PCI slot 0000:00:07.1  PIIX4: chipset revision 1  PIIX4: not 100% native mode: will probe irqs later    ide0: BM-DMA at 0xffa0-0xffa7, BIOS settings: hda... 続きを読む

Hyper-V Synthetic network adapter の日本語訳

以下のサイトに "Synthetic network adapter" という単語が掲載されている。 How to Configure Network Adapters for a Virtual Machine 以下のページ、日本語版を参照すると、"Synthetic network adapter" は、"統... 続きを読む

Your system DOES NOT support the timesource driver

Linux 統合サービス v2.1 のインストールモジュールをメイク時に以下のメッセージが表示されることがある。 "Your system DOES NOT support the timesource driver" これは、Red Hat Enterprise Linux 5 x64 系統の Linux OS で発生する。 Linux 統合サービス v2.1(Linux Integration Services Version 2.1 for Microsoft Hyper-V) の制限事項として、ゲスト OS を Red Hat Enterprise Linux 5 x64 とした場合、"Pluggable Time Source component" がサポートされないということが原因。 Red Hat Enterprise Linux 5 x86 系統の Li... 続きを読む

Linux 統合サービス バージョンの確認方法

先日リリースされた、Linux 統合サービス v2.1 では、新たに "modinfo" コマンドに対応し、インストールされている統合サービスモジュールのバージョンが確認できるようになった。 まず、インストールされている Linux カーネル モジュールの一覧を表示する。 [root@centkun ~]# lsmod | grep vsc blkvsc 70184 3 storvsc 64264 0 netvsc 73504 0 vmbus 88304 3 blkvsc,storvsc,netvsc scsi_mod 196953 5 scsi_dh,blkvsc,storvsc,libata,sd_mod Linux 統合サービス v2.1 の カーネル モジュール ... 続きを読む

Linux 統合サービス v2.1 アップグレード

前回の記事では、Linux 統合サービス v2.1 の新規インストール方法を紹介した。 では、すでに Linux 統合サービス v2.0 がインストールされている環境において、 Linux 統合サービス v2.1 へアップグレードするにはどうしたらよいか。 方法は... 続きを読む

Linux 統合サービス kernel-devel のバージョン

前回の記事にあるように Linux 統合サービスをインストールする際には、カーネルのバージョンと kernel-devel のバージョンを完全に一致させる必要がある。 これは、Linux 統合サービスの Makefile を参照するとわかるのだが、参照ライブラリのパスに "uname -r" コマンドが使用されることにある。 また、当方の CentOS 環境では、最新の kernel-devel をインストールしてもシンボリックリンクの参照先が間違っており、make に失敗していた。 [root@centkun ~]# ls -l /lib/modules/2.6.18-194.el15/build /lib/modules/2.6.18-194.el15/build -> /usr/src/kernels/2.6.18-194.el15-x86_64 (*) この場合、存在し... 続きを読む

Linux 統合サービス v2.1 インストール

つい先日、Linux 統合サービス v2.1 がリリースされた。 以降では、"Linux Integration Services v2.1 for Windows Server 2008 Hyper-V R2" のインストール手順を紹介する。 (*) この記事では、過去の Linux サービスがインストールされていない環境への新規インストールを対象としている。 まず、以下のサイトより、"Linux Integration Services v2.1 for Microsoft Hyper-V.EXE" をダウンロードする。 Linux Integration Services v2.1 for Windows Server 2008 Hyper-V R2 "Linux Integration Serv... 続きを読む

Linux 統合サービス v2.1 リリース

つい先日、"Linux Integration Services v2.1 for Windows Server 2008 Hyper-V R2" がリリースされた。 Linux Integration Services v2.1 for Windows Server 2008 Hyper-V R2 今回のリリースの特徴と概要は、以下のとおり。 Driver support for synthetic devices: ネットワーク ドライバー、ストレージ ドライバーの提供 Fastpath Boot Support for Hyper-V: Virtualization Service Client によるパフォーマンスの強化 Timesync: ホストとの時刻同期 Integrated Shutdown: Hyper-V Manager によるシャットダウンのサ... 続きを読む

Hyper-V への Linux インストール

Hyper-V のゲスト OS として、Linux をインストールする場合、OS をインストールする前に、"レガシ ネットワーク アダプター" を追加しておく。 これは、Linux が、Hyper-V のネットワークアダプターを自動認識しないため。インストール後にネットワークアダプターのドライバーをインストールすることもできるが、インストール後にネットワークを利用できないと手間がかかり、セットアップ作業の生産性が落ちるため、"レガシ ネットワーク アダプター" を追加しておいた方がよい。 新規に作成した仮想マシンを選択し、右クリックメニューから、[設定] を選択する。 [ハードウェア] -> [ネットワークアダプター] を選択し、[削除] を選択、[適用] を選択し、設定を有効にする。 次に、[ハードウェア] -> [ハードウェアの追加]... 続きを読む

Linux Hyper-V 統合サービスの制限事項

以前の記事で、Linux へ Hyper-V 統合サービスをインストールする方法、Hyper-V 上の Linux でマウスキャプチャを有効にする方法を紹介した。 今回は、Linux Hyper-V 統合サービスの制限事項について検証する。 "Linux Integration Components Version 2" でサポートされていない項目は以下の通り。 統合サービス: OS シャットダウン、時刻同期、データ交換、ハートビート、バックアップ ( ボリューム スナップショット ) ネットワーク: ジャンボ フレーム、TCP オフロード ストレージ: VDH ディスクとパススルーディスク (物理ディスク) のホットプラグ バックアップ ( ボリューム スナップショット ) については、ライブバックアップつまり、無停止で... 続きを読む

Hyper-V Linux 統合サービスでマウスキャプチャを有効にする

前回の記事では、Hyper-V の仮想マシンに Linux (CentOS 5.4) をインストールし、Linux 統合サービス (Linux Integration Components for Windows Server 2008 Hyper-V R2 - 日本語) をインストールする手順を紹介した。 ただし、Windows 系の 統合サービスとは異なり、Linux 統合サービスを仮想マシンにインストールしても、ホストマシン - 仮想マシン間で、シームレスにマウスの自動切り替えが行えない。 仮想マシンにマウスがキャプチャされると、[Ctrl]+[Alt]+[<-] キーで、ホストマシンにマウスがリリースする必要がある。 また、リモートデスクトップで、ホストマシンにアクセスすると、マウスのキャプチャさえされない。これは、GUI に慣れたユーザーにとっては、非常に不便な点だ。 ... 続きを読む

CentOS x64 に Hyper-V Linux 統合サービスをインストール

前回の記事では、Hyper-V に CentOS x64 をインストールする方法を紹介した。 前回の記事では、レガシ ネットワークアダプターを使用し、ネットワークのセットアップを行った。今回の記事では、ネットワークが高速になる "synthetic network controller" をセットアップする方法を紹介する。Linux は、CentOS 5.4 x64 を利用した。 以下のサイトより、"Linux_IC_v2.EXE" をダウンロードする。 Linux Integration Components for Windows Server 2008 Hyper-V R2 - 日本語 "Linux_IC_v2.EXE" を実行し、"LinuxIC v2.iso" を抽出し、ホ... 続きを読む

Hyper-V に CentOS をインストール

Windows 2008 R2 Hyper-V に CentOS 5.4 をインストールする方法を紹介する。また、CentOS に "統合サービス" をインストールする方法も紹介する。 Windows 2008 R2 Hyper-V は、言わずと知れた Windows が提供する仮想環境だ。Windows 2008 がプラットフォームであるので、ゲスト OS として Windows OS を選択した場合、親和性が非常に高い。Hyper-V では、"統合サービス" というモジュールが .iso 形式で提供され、仮想 DVD ドライブに読み込ませ、対 Hyper-V ネットワークドライバ等のドライブ一式をインストールすることができる。 ゲスト OS に Linux を選択した場合にも、Linux 用の統合サービスが公式に提供されている。 Linux Integra... 続きを読む